支援者の声

tenohasi てのはし特定非営利活動法人 TENOHASI池袋で、ホームレス状態の方々と出会い、つながり、
安心できる生活を取り戻すお手伝いをしています。
私たちのつないだ手に、あなたの「手」も添えてくださいませんか?
ブログお問い合わせ

HOMETENOHASI(てのはし)とはホームレス問題についてつながる活動寄付・ご支援のお願いボランティア募集生活にお困りの方へ

寄付物資
アパートの大家さん大募集支援者の声

支援者の声(50音順)

天野敬子さん

天野敬子さん
( PSW [精神保健福祉士] 、不登校・ひきこもり研究所、50代、女性)

すべての問題はつながっている。
様々なプロジェクトがコラボして住みやすい街へ

私は2006年頃にTENOHASIと出会い、「ホームレス問題」にはこの社会のすべての問題が集約されていると感じるようになりました。現在は、豊島区で「居場所づくり」をテーマに活動。コミュニティカフェ「ワンダーグレープ」や地域サロン「大正さろん」をつくり、スタッフや当事者の方が、支援する側・される側に分かれることなく、個性的で魅力的な仲間として楽しく交流できるようにしています。また2012年6月に「豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」も立ち上げ、地域の力で子ども支援を推進して行こうと思っています。
子どもの問題は大人の問題。そしてすべての問題はつながっています。東京プロジェクトも含めて、この地域が活性化し、住みやすい街になっていくようコラボしていきたいと思 います。
TENOHASIのよいところは、枠にとらわれないアメーバーのような柔軟性です。今後も素晴らしい活動を続けてほしいと思います。

石川治江さん

石川治江さん
ケア・センター やわらぎ 代表理事 立教大学大学院21世紀デザイン研究科特任教授、60代、女性)

今の状況を解決する道を探り続けてほしい

私は立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科で教えています。7年前、当時の代表の中村あずささんに出会ってその真摯な姿に共鳴し、TENOHASIの活動にかかわるようになりました。
それ以来、毎年1月3日にゼミの学生たちと甘酒をつくって炊き出しで配る支援をしています。学生たちやそのまわりの人たちを巻き込むことで、現状を知る大人を増やしたいと考えて支援活動をしてきましたが、今後はさらに具体的な活動をしていきたいと思っています。
TENOHASIのすばらしい活動は、高く評価しています。このような活動を続けなければならない状況をどのように解決したらいいのか、困難な問いですが、さぐり続けていくのはとても重要なことです。中村あずささんをはじめとする皆さんが、世界の医療団や他の団体と連携するなど、さまざまな取り組みを推進されていることも、課題解決への道筋の一つであろうと期待しています。

稲葉剛さん

撮影 高松英昭

稲葉剛さん 稲葉剛公式サイト
(NPO法人自立生活サポートセンター・もやい、40代、男性)

従来型の支援からこぼれ落ちてしまう人たちを支えていくTENOHASIの実践は大きな意味を持つ

私は、1994年に新宿で路上生活の人たちを強制排除する事件が起こったことをきっかけに路上生活者支援活動にかかわるようになり、2001年に〈自立生活サポートセンター・もやい〉を設立しました。かつて野宿をしていた方がホームレス状態から抜け出し、今度は支援する側にまわってくれると、この活動にかかわってきて良かったと実感します。
TENOHASIとは、前身団体が1998年に池袋で炊き出しや夜回りを始めた頃から協力・連携関係にあります。今後さらに協力や連携、共同でのネットワークづくりを進めていきたいと考えています。
TENOHASIは、路上生活者の中でも最も支援の手が届きにくい知的障がい者や、精神障がい者への支援に力を入れていらっしゃいます。1990年代に比べれば、ホームレス状態の人は減ってきましたが、まだ路上には多くの方々が取り残されています。一度抜け出しても地域での支えがないため、「再路上化」してしまう人もいます。従来型の支援からこぼれ落ちてしまう人たちをどう支えていくのか、という点において、TENOHASIの実践は大きな意味を持つと考えています。

古賀公一さん(キリスト教会牧師、50代、男性)
困窮して支援が必要な人が大勢いることを、皆さんに知っていただきたい


TENOHASIを知ったきっかけは、TENOHASIのスタッフが路上で倒れている人を病院に運び、命を救った様子を見たことです。この世の弱者を思う心に深く共感しました。
現在は、夜回り・教会での募金と生活用品支援、夏の慰霊祭の司式などを行っています。 
TENOHASIの活動は、本来は国や地方自治体がすべき働きですが、今はその仕組みができていません。制度の谷間を埋める必要な素晴らしい働きだと感じます。そして私自身、苦悩する人が少しでも喜んでくれたり、同じ志を持っている人に出会えた時、この活動に参加して良かったと思います。
今後は、困っている人が大勢おられて、支援が必要であるということを都民の皆さんにもっとアナウンスすることが必要ですね。スタッフのみなさんが多すぎる仕事を抱え込まず、体調管理に注意して活動していただきたいと思います。

向谷地宣明さん

向谷地宣明さん
(浦河べてるの家 株式会社 エムシーメディアン 
 医療法人宙麦会 ひだクリニック、20代、男性)

生きづらさを考えていくヒントは路上にあり

私は「浦河べてるの家」を中心に、精神科の医療機関や福祉施設で活動しています。
TENOHASIのスタッフがべてるの家を知っていて何度か訪問してくれたのと、私がたまたま池袋に住んでいたことから、「東京プロジェクト」を共同で実施することになりました。東京の活動体として「べてぶくろ」をつくり、障がいのある元路上生活の方のための共同住居「ふぁみりあ」を設立して安定した社会生活につなげる活動をしています。また、2012年6月には、豊島区内にグループホーム/ケアホームを開設し、より重度な障がいを持っている方もケアしていけるような体制を作りつつあります。また、「池袋あさやけベーカリー」で焼いたパンや浦河べてるの家の日高昆布を各地の当事者研究会などで販売しています。
精神科はいま転換期にあり、地域での展開力が問われる時代になってきています。その中でTENOHASIの活動は、路上の潜在的なあらゆる「ニーズ」に光を当てるだけでなく、この混迷する社会状況のなかで、地域づくりそのものに前向きな役割を果たしていると感じています。私たちの社会が現在抱えている様々な困難や生きづらさを考えていくヒントは、まさに路上にあると思います。社会全体を覆う問題が路上に凝縮した形で現れると言ってもいいかもしれません。これからもTENOHASIがそうした現場に光を当て続けていくと同時に、そこから多くのメッセージを社会に発信していってもらいたいと思っています。

山田和夫さん

山田和夫さん
池袋あさやけベーカリー60代、男性)

元「ホームレス」の人たちと一緒にパンを焼くことが、自分自身の充実感に!

もともとパン屋を経営していた家族が地域の会合でTENOHASIを知り、売れ残ったパンを夜回りに提供するようになったのが出会いのきっかけです。現在は、毎週水曜日に元「ホームレス」の人たちと一緒にパンを焼いて、夜回りで路上生活の方々に配っています。さらに、みんなの希望もあり、「池袋あさやけベーカリー」という名前でパンの販売もするようになりました。べてるの家の当事者研究会・講演会などで販売していますが、パンはすこぶる評判がよく、小麦のおいしさが感じられるなどと言ってもらえ、喜んでいます。パン焼きの作業は元「ホームレス」の人たちの共同作業の場であり、憩いの場にもなっています。
私自身はこの活動を通して、「ホームレス」という遠い存在だった人たちを少しずつ理解できるようになりました。また、活動していると充実感や満足感があり、生活に張りができました。みなさんに感謝しています。
TENOHASIは心のこもった丁寧な支援を続けていらっしゃることが、とても良いと思います。生活保護を受けた後の心のケア、役所との交渉など大変なことも多いようですが、路上生活者だけでなく、障害のあるなしにかかわらず、困っている人みんなに総合的な支援を続けてほしいですね。